「Lawfare」という英語の造語は、たとえば中華人民共和国が国際法を武器として使って南シナ海での外国が所有している諸島を奪うことを指すことが最近まで多かった。つまり「lawfare」は、中国という独裁的、法治のない国が使っているとんでもない方法を形容していた。が、この5年ぐらい、「lawfare」という手段がいわゆる民主主義の諸国で使われるようになった。トランプ大統領の弾劾やディープステートによるのクーデターとか、トランプが大統領の座から引き摺り下ろされても何回も(根拠のない、でっち上げの)起訴されたとか、それからアメリカだけでなくフランス、イギリス、ルマニア、韓国、ブラジル、カナダなどの「民主主義の国々」でも、中央政府が敵視している人気のある政治家や自由を求める国民を、裁判官が不当にも法律を適用して、中央政府の権力を守るケースが急増している。このウェビナーで「lawfare」とは何か、具体にどういうふうに展開しているか、そして日本でも同じようなことがあり得るかどうかなどについて学びましょう。